【XY全国ダブル】スカーフガッサコントロールVer.1&2【三田祭優勝/全国PCL優勝】
・構築を2つ載せる
・教え技解禁でXYダブル環境が変化した
・まだ改良して使えると考えている
のでいつもより解説は簡潔に。
【version.1】
11/24のひよぽけ主催ダブル大会で使用した構築。かなり運に恵まれた部分もありましたが優勝できました。
やりたいことを詰め込み過ぎてしまったのが否めずまだ改善できる部分がかなり残されていると感じたものの、スカーフガッサの強さを確認できた。
種族名 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
ガルーラ | 捨て身タックル | 蹴手繰り | 不意打ち | 猫騙し | ガルーラ石 | 精神力/親子愛 |
キノガッサ | 種マシンガン | 馬鹿力 | 岩石封じ | キノコの胞子 | 拘りスカーフ | テクニシャン |
サンダー | 10万ボルト | 熱風 | めざパ氷 | 追い風 | オボンの実 | プレッシャー |
マンムー | 氷柱落とし | 叩き落とす | 氷の礫 | 守る | 命の珠 | 厚い脂肪 |
ヒードラン | オーバーヒート | 熱風 | ラスターカノン | 大地の力 | 拘り眼鏡 | 貰い火 |
ゴチルゼル | イカサマ | 挑発 | 手助け | 守る | ラムの実 | 影踏み |
【概要】
XY環境終期の負けん気ボルトチョッキランド入り構築の増加とファイアローの減少。高火力物理に競り勝とうと高耐久ポケモンへのゴツメオボン採用率アップ(ラムが減る)。そして変わらぬガルーラバレルドランの多さからスカーフキノガッサが刺さる環境だろうと考え、こいつを組み込んで構築スタート。序盤はスカーフ胞子で荒らしながらテンポを取り、中盤追い風で攻めたて、終盤のスカーフガッサ再降臨で〆。コントロール。
【個別解説】
■意地 メガ時S140(最速ドーブル+1)
■控えめ S144(準速FCランド抜き)、めざパ氷でASランド確定までC
■陽気 S145
■臆病 S141
■生意気 S75(マリルリや最遅ドランより速く、ギルガルドと同速にならなそうなライン)
■陽気 135-182-101-x-80-134(AS252B4)
〇A182
馬鹿力で198-126ヒードラン、206-120までのメガガルーラ確定1発
岩石封じで155-90ボルトロス低乱数1発(31%)(珠ダメ込み確定)
〇B101
A177メガガルーラの猫騙しとA216FCランドの蜻蛉集中超高乱数耐え
〇S134
スカーフ込みでメガゲンガー抜き
【雑感】
上で述べたやりたかった要素とは
①スカーフガッサ+追い風+高火力全体技。
③177捨て身耐えポケモンを意地捨て身で落とす。
④追い風噴火ドランは陽気スカーフランドに抜かれるので眼鏡熱風ヒードラン。(②より臆病ドランとなる。)
⑤意地珠マンムーの礫でASボルトロス低乱数1発。(②より陽気になり珠ダメ込みで乱数でしかボルトを縛れなくなる。④より地震が構築全体で打ちにくくなってしまったことから叩き落とすに。結果①に反してしまう。)
⑦ゴチルガッサドランでトリパ偽装。
⑧サザン+手助け挑発ゴチルで対トリパを完封。(トリパが少ないことと構築としてフェアリーが重くなり過ぎたため追い風サザンを解雇。眼鏡ドラン+ゴチルで見ることに。)
試したい要素を半ば強引に詰め込んでしまった結果、括弧で示したことや、場を崩しきれなかった場合の相手ガルーラのリカバリが効かないなど欠陥点が浮き出てしまった。また構築内での打点のタイプ被りが大きく、ガルーラガッササンダードランの選出以外の機会がほとんどなかったためマンムーゴチルの変更を決意した。過剰に意識したバレルだったがメンツ的に到底バレルを呼ばないものになってしまっていたのもコンセプトの1つを潰していた。
__________
【version.2】
11/30に行われた全国PCL決勝のダブルの部で使用し勝利。チームの仲間の活躍もあり、とんぺーポケモンサークルが日本一に輝きました。
種族名 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
ガルーラ | 捨て身タックル | 蹴手繰り | 不意打ち | 猫騙し | ガルーラ石 | 精神力/親子愛 |
キノガッサ | 種マシンガン | 馬鹿力 | 岩石封じ | キノコの胞子 | 拘りスカーフ | テクニシャン |
サンダー | 10万ボルト | 熱風 | めざパ氷 | 追い風 | オボンの実 | プレッシャー |
ヒ―ドラン | 大文字 | 熱風 | 大地の力 | 守る | 命の珠 | 貰い火 |
FCランドロス | 地震 | 馬鹿力 | 岩雪崩 | 叩き落とす | 突撃チョッキ | 威嚇 |
クレセリア | サイコショック | 凍える風 | 手助け | 電磁波 | ゴツゴツメット | 浮遊 |
【変更点】
→
Ver.1で、毎回確実に選出したサンダーが氷打点を持っていたこと、構築での格闘の一貫が非常に窮屈だったことからマンムーをFCランドロスに変更。軸の1つでありながら、控えめでCSに大きく割いたオボンサンダーの追い風は不安定な面もあったため威嚇での耐久補佐の恩恵も単純に大きい。
また構築内の地震の打ちやすさを確保するためにゴチルゼルをクレセリアに。サンダーが選出しにくい相手への第2のS操作要員としてこご風、電磁波を持たせた。
ただ種族値上げただけみたい。
【個別解説】
■陽気
Ver.1を回している間半端なSに動かしにくさを抱いたので最速に。ドランエンテイFCランドメガギャラメガサナサザンドラ辺りを抜けるだけでグッと強さが増すように感じる。通常時にガッサや準速グドラより速いのも立ち回りの幅が増える。
技は、猫騙しと合わせて負けん気ボルトを行動させずに倒す択が作れる不意打ち採用。冷パンが欲しいと感じる場面はほぼなかった。
特性を精神力にして猫騙しを持たせることで、ガルーラよりも速い猫+アタッカーの並びに対して精神力猫騙しとスカーフ胞子で五分以上に動けるようになる。
■陽気
変更点はなし。岩石封じの枠はストーンエッジも候補だが、負けん気ボルトがどうせ乱数となるので命中と追加効果も考えて岩封の方が安定しそう。負けん気ボルトに岩封を打つ場合も耐えられると特性発動で大変なことになるので削れてない段階では打ってはいけない。ちなみに初手で胞子を選択したときにエルフーンなどの悪戯挑発で技が出せなかった場合は技固定が起きず次ターンに技を選び直して馬鹿力や岩封などを打てるので覚えておくと引くと思って放置してきた相手に手痛い一撃を食らわせられることもあるかもしれません。
■控えめ
ここも変更点はなし。追い風アローにはこいつが強く、その他のS操作要員にはガッサが強い。耐久を厚くし、熱風を羽休めにして弱点保険を持たせるのも面白いかもしれない。
■臆病
眼鏡ドランの火力には惚れ惚れしたが、ガッサを選出するとサイクルが出来ても一巡なので技固定が窮屈だったため珠ドランに。火力の目安は手助け珠大文字で181-121メガガルーラがちょうど1発。控えめにして確定数の変わる場面も思いつかず、70族やドーブル、Sを甘えたチョッキランドを抜けるように臆病を維持した。
H167-B126-D126でちょうどA200ガッサの珠テクニマッパやC191メガゲンガーのシャドボ2耐え(嘘泣きシャドボ耐え)を満たしている。
Ver.1の時点で「追い風時に陽気スカーフランドに抜かれるから噴火は没」「サンダーのめざパ氷でASランド確定1発」が噛み合っていないことに気づいて冷静CS噴火個体でも良いのではないかと考えたが、ガッサが引く瞬間の捨て身冷パンブレバ流星のクッションになるのが常だったのでHP削れを気にせず立ち回れるよう熱風個体で。
■意地
格闘に耐性のある威嚇で高打点の全体技を使えるのがこいつしかいないので採用。細かな調整は施さなかったが、陽気で準速サザン抜き、威嚇込みで親子愛冷パン耐え、ハイパーボイス2耐えのどこかを優先すべきだったかもしれない。
こいつもクッションになることが多いので突撃チョッキを持たせた。
■図太い
ガルーラガッササンダー+ランドorドランが基本選出となるパーティなので選出機会は少ないと考えたため、刺さるときに刺さる相手が多くなるよう電磁波こご風採用。
こご風1回で最速ボルト抜きまでSに振り、馬鹿力Bダウン、ニンフィア、チョッキなどにより蓄積できるようにサイコショック。
かなり採用理由の甘い枠なので変更の余地がありそう。雨に強くするために穏やかにすべきだったかもしれない。
【雑感】
終わり良ければすべて良し、ということで煮詰めきれていなかった部分のあるもののPCL勝利することができてホッとしました。ここまで勝ち進んでくれたみんなありがとう。PCL終わるまでORASやらないでいたけど、いざ優勝するとポケモンに対して燃え尽きてしまって未だに起動できてません(引退アピールではない)。
対戦の反省を書いていたら記事が倍の長さになりそうだったので後日別記事で上げようと思います。